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White Box技術部

WEB開発のあれこれ(と何か)

WebSphere Application Server 8をCentOS 6.6にインストールするまで

WAS Server CentOS

すんなりいかなかったので備忘録のようなものを。

以下の記事で書いた手順は省略します。

WebSphere Application ServerとSpringで開発をする - White Box技術部

インストール環境とWASのインストーラ

64bit環境に対して、32bitのインストーラ

結論から言ってしまうと、64bitのCentOSに対して、WASは32bitのインストーラしか提供されていなかったのが、今回の問題の原因でした。
zip解凍後にinstallを実行したところ、「ld-linux.so.2が存在しない」というエラーが発生します。

これは公式回答が出ているので、基本は以下のサイトの手順通りに実行すればよいのですが、 この手順だけではインストーラが起動しなかったため、実際に行った手順を仮想環境の手順と合わせて記載します。

server.repoの作成

# vim /etc/yum.repos.d/server.repo

作成したファイルには以下の内容を記入します。

[server]
name=server
baseurl=file:///media/CentOS_6.6_Final
enabled=1

「/media/CentOS_6.6_Final」は、CentOSのインストールDisc1を、VirualBoxから読み込んだ時のパスです。 環境によって異なる可能性があるので、適宜修正してください。

yum install

以下のコマンドを順番に実行します。

# yum clean all
# rpm --import /media/CentOS_6.6_Final/*GPG*
# yum install gtk2.i686
# yum install libXtst.i686
# yum install compat-libstdc++

最後の「compat-libstdc++」は、不要なこともあるようです。私は不要でした。
ただ、私が実行した場合は、gtk2.i686のinstall実行時にnss-softokn-freeblの更新を要求されました。 要求された場合は以下を実行してから、再度yum installを実行してください。

# yum update nss-softokn-freebl

WAS installerのinstall実行

公式のサポートにある手順は以上ですが、この状態でWASのインストーラを実行してもインストーラが起動しなかったため、 起動させるまでに以下のエラーへの対応が必要でした。

Gtk-Message: Failed to load module

以下のエラーが発生した場合、32bit版のモジュールがインストールされていないことが原因のようです。

Gtk-Message: Failed to load module "canberra-gtk-module"
Gtk-Message: Failed to load module "pk-gtk-module"

以下のコマンドを実行します。

yum install PackageKit-gtk-module.i686
yum install libcanberra.i686 libcanberra-devel.i686
参考

② module_path にはテーマ・エンジンがありません

以下のエラーが発生した場合も、32bit版のモジュールがないことが原因のようです。

(Install:11785): Gtk-WARNING **: module_path にはテーマ・エンジンがありません: "clearlooks"

なのでインストールします。

# yum install gtk2-engines.i686
参考

③ インストール中のアプリ終了

②までを実行するとインストーラが起動するのですが、インストール中に以下のエラーでプログラム(Eclipse)が終了します。

java: cairo-misc.c:380: _cairo_operator_bounded_by_source: Assertion `NOT_REACHED' failed.

参考リンクのフォーラムに書かれているように、iniファイル(ここではinstall.ini)に以下を追加します。 私は末尾に追加しました。

-Dorg.eclipse.swt.internal.gtk.cairoGraphics=false

これでWASのインストールができるはずです。

参考

プロファイル管理ツール起動時の注意

インストール後に起動するプロファイル作成用のツールEclipseベースなので、 インストール後の自動起動でそのまま作業を継続すると、③と同じようなエラーで落ちます。

インストール先のディレクトリに移動し、③と同じように、iniファイル(IBMIM.ini)にオプションを追加してください。

IBMIM.iniはデフォルトインストールの場合、以下にあります。

/opt/IBM/InstallationManager/eclipse/IBMIM.ini

参考までに、WASのインストールディレクトリ関連のパス(デフォルト)を以下に示します。

/opt/IBM/IMShared
/opt/IBM/WebSphere/AppServer

無事終了

以上の手順でCentOSにWASがインストールできました。