バグ管理システムを作ろうと思い立ってGrailsを触り始めたので、その話を。
開発環境の準備
以下が必要なのでインストールします(やり方はWindowsです)。
環境変数に以下の_HOMEの変数を追加し、Pathに通しておきます。利用したバージョンも併記しておきます。
変数値は各インストールフォルダのパス、Pathにはbinフォルダ指定で追記をば。
#例えばJavaだとPathに追加するのは「;%JAVA_HOME%\bin」みたいに
- JAVA_HOME
- GROOVY_HOME
- Groovy : 2.2.2
- http://groovy.codehaus.org/Download?nc
- GRAILS_HOME
- Grails : 2.3.7
- http://grails.org/
これでGrails自体は使えるのですが、Eclipseを使うので以下を追加。
Eclipseの設定
GGTSというGrails専用のEclipseベースIDEもありますが、Pleiades利用できた方が色々便利なので、GGTSはプラグインとして導入します。
- PleiadesのEclipse
- Pleiades All in One 4.3.2.v20140309、JavaのStandard Edition
- http://mergedoc.sourceforge.jp/
Eclipseを起動し、GGTSをマーケットプレースからインストールします。
先にSTSをインストールしている場合は、マーケットプレース上、GGTSがインストール済みなのに不足があって使えないので、ソフトウェアのインストールから不足分をインストールしてください。Gradleも合わせてインストールしておくと幸せになれるかも。
- ヘルプ > 新規ソフトウェアのインストール
- GGTS : 3.4.0.RELEASE
- 検索先:http://dist.springsource.com/release/TOOLS/update/e4.3/
- 公式:http://spring.io/tools/ggts/all
ここまでで詰まるところがあるとすればEclipseのプロキシかなと。プロキシ環境下であれば、以下の設定をしてください。
オプションを開いてGrailsのパスを通したら終了です。
Grailsプロジェクトの作成
GrailsのプロジェクトをEclipseから作成します。
作成はコマンドから作るのがGrailsのフローなのですが、いつものようにEclipseの新規プロジェクトから作成します。
- 新規プロジェクト作成
- Grails Project
作成したらプロジェクトの右クリックメニューから以下を実行すると依存性が解消され、コンパイル可能な状態になります。
- Grails Tools
- Refresh Dependencies
これでコーディング可能です。お疲れ様でした。
将来詰まるだろうな、という話
将来というか実際詰まった話が色々あるのですが、詳しく書くのは面倒なので簡単に。正直思い出したくない。。
- 依存性に関してsettings.xmlは反映されない。settings.groovyが必要。
- BuildConfig.groovyのmavenLocalに変数指定する場合はrepositoryフォルダまで含めないとダメ。
- 加えて.mフォルダと同じ場所のsettings.xmlを見てない。
- GGTSの3.4.0.RELEASEではtest-appが正常に動作しない(ため、プロンプトからGrailsを実行する必要がある)。
- Grails 2.3からデフォルトのテストがJUnitではなくSpockになっている。
- プロンプトからGrailsを実行すると文字化けする。
- grails\bin配下のstartGrails.batで69行目付近の-Dfile.encodingをMS932に変更する。
- Groovyは2.2とか言ってるが、Eclipseでは2.1までしかない。
依存性関係以外は特にそれほど特筆する点ではないですかね。あそこはもうちょっと何とかしてほしい。